DELLのノートパソコンでよく見かける定番の故障です。


注:写真はスライドします。

症状1:電源ボタンを押しても電源が入らない(電気的な反応が一切無い)
症状2:ACアダプターをパソコンに差すとアダプターのランプが消える
などです。

確認方法
(1)ACアダプターをコンセントに差す。(注:プラグはまだパソコンには差さない)
(2)緑色のランプが点灯することを確認する。(注:ランプの色は機種により異なる)
(3)ACアダプターのプラグをパソコンに差し込む。
(4)緑色のランプが消えると、この定番故障に該当します。
(ランプが消えないのに電源が入らない場合は原因は他にある。)

なぜランプが消えるのか?
マザーボードに使われている電子部品の中には、故障するとショート(短絡)するものがあり、このショートした状態でそのまま電気が来ているACアダプターをパソコンに繋ぐと、さらにマザーボードを壊して悪化させたり、スパークして最悪は焼損する恐れがあります。

その対策としてACアダプター内にある保護回路機能が働き電源供給を停止させます。(ランプが消えたらコンセントを抜いてもう一度差すと緑色のランプが点灯します。)

修理対応
当店では回路修理を優先して行いますが、不具合個所が特定できない場合や壊れた部品の入手が困難(=時間がかかる)場合は、マザーボードの「取り寄せ交換修理」を行います。(最近は高い確率で回路修理で解決しています)



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