水をこぼした後のノートパソコンの内部です。
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残念ながら、もう、こうなると手遅れです。 (マザーボードを取り寄せての交換修理となります。) |
水没後、数日経ったものです。 症状は「電源が入らなくなった」との事で、分解してマザーボードをチェックすると、部品が焼けていたり、通電後に変化したと思われる白っぽい不純物などが付いています。非常に薄いフラットケーブルの電極もショートして使用不可能な状態になっていました。これは明らかに水没した痕跡です。 パソコンが正常に起動する、しないかは、 (1)こぼした水の種類(純粋な水か?コーヒーなど砂糖が入っているか?) (2)水の量(どれ位の量をこぼしたか) (3)電気を切った時間(完全に通電しなくなった時間) (4)ふきとった時間(内部まで浸透してしまったか?) (5)乾燥させた時間(内部もしっかり乾燥させたか?) などが影響します。 対処方法は、 (1)通電していれば、電源ボタンを長押しして強制的に電源を切る。 (2)ACアダプターのプラグをパソコンから外す。 (3)バッテリーを外す。←これ意外と忘れがちです。 (4)パソコンをしっかりと拭く。 (5)液晶パネルを「くの字」に開いた状態でパソコンを横に立てる。 ※ドライヤーを使って弱めに当てるのも効果的です。 (6)風通しの良い室内でしっかり乾燥させる。 とにかく迅速に対応することが重要です。 <追記> 純粋な水以外(砂糖水など)の場合は、対処後にパソコンが起動できるようになっても内部ではカビが増殖してそれが原因で回路を壊す恐れがあります。プロはアルコールで洗浄しますが、一般の方は分解が難しいので修理に出された方が良いと思います。 水をこぼして動かなくなったパソコンの修理は、程度が軽い場合だとヒューズ交換程度で直る場合もありますが、基本はマザーボードの取り寄せ交換で、症状によっては「各ケーブル」「各基板」「キーボード」「メモリ」「無線アダプター」の交換が必要になるなど、高額になってしまうことも多いです。 当店では状態確認後にお見積もりとなります。 (分解作業が必要なため、修理キャンセルでも診断料はかかります。) |
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