症状:突然パソコンの電源が入らなくなった。
〜 LGA-775 Quadコア対応 自作ディスクトップパソコンの修理(那覇市・Y様) 〜
「自作パソコンの修理は可能でしょうか?」と、メールで問い合わせのお客さまです。
急に電源が入らなくなったそうです。
<故障診断>
電源を入れるとCPUファンが回っているがBIOSが起動しない。いわゆる扇風機状態(電気的にファンが回っているだけ)でした。
初め電源ユニットの故障を疑ったが、その後の検査で異常は見つかりませんでした。
いつもの目視点検でCPU周りにあるコンデンサー(OSコン)の幾つかが膨張しているのを見つけました。
このOSコン、高さ9ミリの制限があり、この高さを超えるとCPUのヒートシンクにぶつかってすき間が出来てしまいます。
取り寄せるのに時間もかかるので、普通のコンデンサーを横倒しにしてCPUソケットから遠ざける形にして
電源が入るかどうか仮動作確認をしてみました。
青いのがOSコン。(7個) 一番左の1個を残して全て膨張ぎみでした。(全て外国製)
電気的な規格は同じなので、いつものコンデンサーに足を伸ばして寝かして取付けてみた。(高さ9ミリ対策)
そして、その結果は、↓ | |
扇風機状態 |
相変わらずCPUファンが電気的に回っているだけで、BIOSが起動しません。コンデンサーが原因では無かったようです。
CMOSクリア(もちろん一晩放電も試した)がダメでした。この時点でマザーボードの故障が確定です。
LGA775のマザーはBIOS起動問題が多く感じるのは私だけでしょうか?
<修理>
市販のマザーと言うこともあり、入手しやすいので取り寄せて交換修理しました。
交換後、BIOSも正常に起動したが、しかし、いくつか問題を発見!
全て解決して納品となりました。
以上
<PR> パソコンの修理と改造修理はパソコン技研沖縄をご指命ください。お待ちしています。